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結核、岡山で10人集団感染 備前保健所管内の同じ職場

 岡山県は27日、備前保健所管内で20代男性が結核を発病し、男性と同じ職場の3人が発病、6人が感染したと発表した。県によると、男性は快方に向かっている。他の9人もせきなどの症状がないことから、感染拡大の恐れはないという。県は同日、厚生労働省に集団感染として報告した。

 県健康推進課によると、男性は9月28日に結核と診断された。県は男性と接触度合いの高い29人に血液や胸部エックス線の検査を実施。今月26日までに10代女性1人と20代男女2人の発病、10代男性1人と20代男性5人の感染を確認した。別に20人が検査を受けて結果待ちとなっているが、感染拡大の恐れはないとみている。

 県はほかにも男性との接触者がいた場合、検査を行う方針。また県内の医療機関や福祉施設などに対し、集団感染の防止を呼び掛ける文書を配布する。

 県内での結核集団感染は、2017年に岡山市内で確認されて以来。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年12月27日 更新)

タグ: 感染症

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