文字 

緑十字会が地産地消活動優良表彰 患者らに笠岡産食材の給食提供

表彰状を手にする粟村さん(左)ら緑十字会の職員

笠岡産のサヨリ、キャベツ、イチゴなどを使った地産地消御膳

 農林水産省などが主催する「地産地消等優良活動表彰」で、医療法人緑十字会(笠岡市笠岡)が中国四国農政局長賞を受賞した。入院患者らに新鮮な笠岡産食材を中心とした給食を提供している取り組みが評価された。

 緑十字会は、笠岡中央病院や老人保健施設「くじば苑」などを運営。入院患者、施設利用者を対象に月に1度、笠岡産の米、野菜、果物などを用いた「地産地消御膳」を計200人分、配食している。

 2013年に岡山県の介護老人保健施設条例で地域の食材の活用を求める独自基準が設けられたのがきっかけ。当初は県産食材を使っていたが「より鮮度が高く、地元の活性化にもつながる」として、16年度から笠岡産食材にシフトした。市内のイベントに参加して開発した御膳メニューのPRなども図っている。

 28日にくじば苑で表彰式があり、中国四国農政局の志知雄一次長が、笠岡中央病院の粟村三枝管理栄養士に表彰状を手渡した。粟村さんは「大勢の方が支えてくれたおかげ。今後も食べる方に楽しんでもらえるような地産地消のメニューを提供していきたい」と喜んでいた。

 表彰は2005年度に創設。18年度は全国から123件の応募があった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年01月30日 更新)

タグ: 健康

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ