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岡山大病院内にパン店オープン 「健康」意識したメニューも

焼きたてのパンが並ぶ店内

オープン初日は約30人が列をつくり、にぎわった

 「健康」にこだわったパン店「ベーカリーNico」が4日、岡山大学病院(岡山市北区鹿田町)内にオープンした。生地はすべて国産小麦で保存料なしの無添加。卵を使わないものや、食物繊維を多く含む全粒粉、体に優しい米油を取り入れるなど、ヘルシーメニューが売りだ。

 蒜山ジャージー牛乳で濃厚な味のクリームパン、あんパン、メロンパンなど18種類を販売。このうち、卵を使わず全粒粉と米油で作っているのは、食パン(842円)、まるパン(108円)、チョコとオレンジピールを合わせた「チョコオレンジ」(238円)、クルミとブドウを練り込んだ「くるみぶどう」(同)の4種類。卵不使用は塩バターロール(108円)、カリカリチーズのカレーパン(173円)などがある。

 店舗は中央診療料棟1階の薬局跡を活用し、広さ約20平方メートル。同大病院内の売店やレストランなどを運営する一般財団法人積善会(同)が、パン製造販売のおかやま工房(同田中)の開業支援事業に参加し、オープンさせた。同会の職員6人体制で切り盛りする。

 「病院を訪れる人は暗い気分になりがち。焼きたてのパンの香ばしい匂いは、患者さまをはじめ、多くの人に安心感や癒やしを与えてくれる。来店者の要望を聞きながら、病院ならではのメニューも考えたい」と、同会の田口博之常務理事。店の名前は笑顔をイメージしているという。

 営業時間は平日午前9時~午後5時。問い合わせは同店(086-235-7968)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年02月04日 更新)

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