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新見の医療関係者らが情報交換 ドクターネットワーク総会

新見市内の地域医療の発展を目指す市ドクターネットワークの総会

 新見市ゆかりの医師や医学生らでつくる「市ドクターネットワーク」の総会が23日、市内で開かれ、交流や情報交換を通じて医師不足が指摘される地域の医療に尽くす思いを新たにしていた。

 市によると、市内の医師数は33人(2016年度、厚生労働省データ)で人口10万人換算では107人となり、岡山県全体(312人)の3分の1にとどまる。同ネットワークは市内の若手医師を中心に昨年2月に設立し、市内の医療環境や医師の活動を紹介する年4回のニュースレター発行やホームページを設け、地域住民へ医療に関する講話も行う。

 総会には県外からを含む約20人が出席。会長の溝尾妙子医師(渡辺病院)が「新見の医療を盛り上げようと活動しており、関心を持ってほしい」とあいさつ。来賓の池田一二三市長は「地域医療を支えて」と呼び掛けた。会員からは「新見へリクルートするために情報発信を強めてほしい」「医師同士の仲が良く、患者も穏やかな人が多いことを伝えて」「特定分野の医療へ特化を進めてみては」などの声があった。

 ネットワークの会員は医学生5人を含む会員42人(市内20人、市外22人)。県によると、市町村レベルで同様の組織は珍しいという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年02月25日 更新)

タグ: 医療・話題

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