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ドナー登録が急増、通常月の8倍 岡山の会合で池江選手の影響報告

 競泳女子の池江璃花子選手による白血病の公表を機に、岡山県赤十字血液センター(岡山市北区いずみ町)と献血ルームももたろう(同表町)で増えていた骨髄液や末梢(まっしょう)血幹細胞の移植のためのドナー登録は、公表翌日の13日から24日までに計159人に上った。12日間で、通常のひと月(20人程度)の約8倍に達しており、25日に同市内であった関係者の会合で報告された。

 これとは別に、同センターが24日、津山市で行った登録会でも19人が登録。各保健所での受け付けも合わせると、同期間の県全体の登録者はさらに多い見込み。

 ドナー登録を巡る直近の動きは、医療機関や保健所関係者、白血病患者らでつくる「県造血幹細胞移植推進連絡協議会」で紹介された。全国で12~17日の6日間に3500件以上の登録があったことも伝えられた。

 一方で、県内の登録者(昨年12月末時点で603人)のうち、登録年齢の上限(54歳)に迫る40、50代が6割近くを占めており、若年層の確保という課題も示された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年02月25日 更新)

タグ: 医療・話題

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