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笠岡市民病院 20年度に事業着手 建て替え巡り市議会で市長が方針

 3月定例笠岡市議会は2日、4氏が代表質問を行い、市政全般をただした。小林嘉文市長は市民病院(同市笠岡)の建て替えについて、2020年度の事業着手を目指す考えを示した。

 市民病院は1963年に現在地に移転。老朽化が著しく、耐震性に問題がある。現在の常勤医は内科や整形外科など5科9人で、届け出病床数は154。

 経営環境も悪化しており、18年度決算は約2億9400万円の純損失の見込み。累積欠損金が約38億5800万円に上り、約2500万円の債務超過になるという。

 建て替えに当たっては、診療科目や病床規模を大幅に見直す計画で、建て替え場所は事業費を抑えるため、現在地を最優先に考えるという。

 小林市長は、建て替え例として、常勤内科医3人程度の有床診療所(病床数19)▽同診療所に40床程度のリハビリ病棟を併設した病院―などの案を示し、「19年度中にさまざまな案を検討し、市民の安全・安心のためにも、持続可能な病院に建て替えたい」と述べた。

 この日は休日議会。代表質問したのは、馬越裕正(徳清会)、大本益之(新政みらい)、奥野泰久(笠栄会)、東川三郎(讃志会)の4氏。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年03月04日 更新)

タグ: 医療・話題

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