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性別違和感の学校対応で意見発表 岡山でGID学会の研究大会開幕

学校での性同一性障害への対応について発表があったGID学会の研究大会

 GID(性同一性障害)学会の研究大会(会長・難波祐三郎岡山大病院ジェンダーセンター長)が23日、岡山市北区駅元町の岡山県医師会館で始まった。初日は有識者や大学院生らが学校での当事者への対応について意見を発表した。24日まで。

 岡山大大学院教育学研究科2年の女子学生(24)は、小学生はランドセルの色、中学生は制服に苦しみを感じているとの独自の調査結果を報告し「服装や持ち物の選択を自由にするとともに、全ての子どもたちが性の多様性を尊重する心を育む教育が求められる」と述べた。

 学校と医療の連携に関して「養護教諭が医療機関と家庭の懸け橋になることが期待される」「二次性徴の抑制療法などを受けられ、ライフプランも立てやすくなる」といった意見があった。

 2日間で、県内外から約400人が参加予定。24日は性別に違和感がある子どもへの対応をテーマにしたシンポジウムなどがある。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年03月24日 更新)

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