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高梁の仲田院長に地域貢献奨励賞 「医療の維持へ力」と決意語る

近藤市長(左)に受賞を報告する仲田院長

 高梁市落合町阿部、仲田医院の仲田永造院長(71)に、中山間地や離島などへき地で活躍する医師をたたえる「第12回地域医療貢献奨励賞」(住友生命福祉文化財団主催)が贈られた。

 仲田院長は市内に数少ない小児科医で、1987年に同医院を継いだ。過疎による人手不足や住民の高齢化が進む中、持続可能な医療体制の構築を目指す官民一体の「市在宅医療・介護連携推進協議会」の設立(2013年)に尽力。14年から高梁医師会長も務める。

 受賞報告のため、20日に市役所を訪れた仲田院長は「周囲の支えのおかげ。地域医療の維持に向け、若手の医療、介護従事者の育成に力を入れたい」と話した。近藤隆則市長は「これからも医療介護の問題に深く関わり、指導してほしい」と述べた。

 同賞は18年度、各都道府県の推薦を受けた34人の中から6人が選ばれ、2月23日に東京で表彰式があった。岡山県内では、15年度の金田病院(真庭市)の金田道弘理事長に続き2人目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年03月28日 更新)

タグ: 医療・話題

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