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ミニ講座「医学部の授業を体験してみよう!」 健康フェスタinOkayama2019

聴診器を使い、胸の音を聞く参加者=5日

打腱器で腱反射を確認する体験プログラムもあった=5日

 岡山市で開かれた「健康フェスタ in Okayama 2019」の会場内では、5月5、6の2日間にわたり「医学部の授業を体験してみよう!」と題したミニ講座が開かれた。参加した岡山県内の小中高校生は、医学生が実習で使う機器や聴診器などを使い、本番さながらの“診療”に臨んだ。

 初日の5日には約20人が参加。白衣を着て記念撮影に臨んだ後、岡山大大学院医歯薬学総合研究科の和田淳教授(腎・免疫・内分泌代謝内科学)、同大医学教育センターの三好智子助教らの指導で、約30分間の講座がスタートした。

 人形(シミュレーター)を使った体験では、胸部を診察したり、バイタルサイン(生命兆候)をモニターで確認したりした。和田教授から肺炎とぜんそくの呼吸音が違う説明を受けた子どもたちは、聴診器を使って実際に音を聞き分けられると「ちゃんと聞こえた」と喜んでいた。

 他にも参加者がペアになって、心臓の音を聞き合ったほか、打腱(けん)器と呼ばれる診療器具で腱反射を確認するなど、さまざまな体験を実施。朝日塾小6年の男児(11)は「とても楽しく勉強でき、忘れられない日になった」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年05月20日 更新)

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