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高梁市医療計画の進捗をHP公開 6月中にも18年度分を予定

市医療計画の取り組みについて市HPでの発信を了承した検討委の会合

 高梁市は、将来的な地域医療の方向性を示した「市医療計画」(2018~25年度)に基づき、18年度に実施した取り組みを市のホームページ(HP)で公開する。「地域医療は、まちづくり」を基本理念に掲げる計画の進捗(しんちょく)状況を市民に発信し、関心を高める狙い。

 計画は人口減少や高齢化とともに医療従事者不足が進む中、持続可能な体制の構築を目指して昨年5月、市独自に策定。医療機能の役割分担やスタッフ確保といった15施策、計画を具現化するための104項目にわたる「検討事項」を示している。

 HPでは検討事項について、関連し合う施策をまとめ、内容を市民に分かりやすくした上で100項目に分類。計画の最終年度にちなみ「高梁2025 地域医療の高梁モデル構築に向けた100の検討とアクション」として紹介する。

 具体例としては、医療機能の役割分担について18年度、高梁中央病院、大杉病院、成羽病院、たいようの丘ホスピタルの市内4病院が会合を持ち、各病院の強みや特性を市民PR用にまとめた。医療従事者確保に向けては、岡山大医学部地域枠の卒業医師が17年度から市内病院に配置されている。

 5月27日に市役所であった同計画検討委でHP掲載を了承した。市は6月中の公開を目指している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年06月11日 更新)

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