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津山中央病院の新病棟完成祝う 10月から本格運用

津山中央病院の新病棟完成を祝った竣工式

 一般財団法人津山慈風会(津山市川崎)が、運営する津山中央病院本館(同所)の北側に整備していた新病棟が全て完成し、5日、現地で竣工(しゅんこう)式があった。県北初のスーパーICU(集中治療室)やロボット手術が可能な手術室などを備えており、10月1日から本格運用する。

 新病棟は、鉄筋コンクリート5階延べ約1万7200平方メートル。工事は1期(2016年10月~18年3月)と2期(18年7月~19年8月)に分けて行い、1期分は昨年4月から順次、使用を始めている。総工費は約91億円。

 既に一部を使っているスーパーICU(12床)は、患者1人当たりのスペースを広く確保し、救急専門医らが常時2人待機。血管のエックス線画像をリアルタイムに見ながら施術できるハイブリッド手術室や内視鏡の手術支援ロボット「ダヴィンチ」専用手術室など四つの手術室は準備が整い次第、使用する。

 竣工式には病院関係者ら33人が出席。神職が祝詞を奏上し、玉串をささげるなどした。林同輔院長は「県南でしか受けられなかった高度な治療を提供できる体制が整った。手術室の増設で緊急手術の対応も向上する」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年09月05日 更新)

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