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県南東部病院の再編・統合で協議 医療関係者らデータ不備など指摘

国が再編・統合の検討が必要とした医療機関について関係者が意見交換した調整会議

 岡山、玉野、備前市など5市2町の将来的な医療体制について医療関係者が協議する「岡山県南東部地域医療構想調整会議」が8日、岡山市北区南方のきらめきプラザで開かれ、国が9月に再編・統合の検討が必要として公表した医療機関について意見を交わした。

 対象とされたのは、せのお病院、福渡病院(岡山市)▽玉野市民病院▽備前病院、吉永病院(備前市)▽瀬戸内市民病院▽吉備高原医療リハビリテーションセンター(吉備中央町)▽赤磐医師会病院(赤磐市)の8病院。がんや脳卒中など9項目の診療実績などを基に、厚生労働省がリスト化した。

 会議には、各市町の医師会や病院、行政関係者ら約60人が出席。県の担当者が判断基準の根拠などについて話し、再編・統合が必要な病院は同会議で協議の上、来年9月末までに結論を得るとする国の考えを伝えた。

 出席者からは、判断の基になったデータが古く実情を踏まえていないことを指摘する声が相次ぎ「住民の不安をあおっている」「再編・統合は地域の実情に照らし合わせて考えるべきだ」といった意見も出た。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年11月08日 更新)

タグ: 医療・話題

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