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岡山に中国地方初の医療専門職大 療法士養成へ来春開学、本山学園

 学校法人本山学園(岡山市北区大供)は来年4月、理学療法士と作業療法士を育成する「岡山医療専門職大」を同所に開学する。実践的な職業教育に重点を置いた教育機関として今年4月に制度化された四年制の「専門職大」で、中国地方では初となる。

 岡山医療専門職大は、健康科学部に理学療法学科(1学年80人)と作業療法学科(同40人)を設ける。卒業に必要な124単位のうち、おおむね3分の1以上は学内や臨床現場などでの実習とする。超高齢社会のさまざまな問題解決や新たなサービスの創出につなげるため、ライフサイクル論や起業入門など独自の教育プログラムも行う。教員は非常勤を含めて62人。入試はAOや一般、指定校推薦など5区分があり、今月から来年3月にかけて行う。

 今月11日付で文部科学省から設置認可を受けた。本山学園の室山義正理事長は「高度な実践力と問題解決能力を身に付けた即戦力の人材を地域に送り出したい」と話している。

 同専門職大の開学に伴い、同学園が運営する三年制の岡山医療技術専門学校(岡山市北区大供)の理学療法学科(1学年80人)と作業療法学科(同40人)は学生の募集を停止している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年11月15日 更新)

タグ: 医療・話題

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