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糖尿病性腎症の克服目指そう 岡山でシンポ、医療体制など報告

糖尿病性腎症について専門医らが講演したシンポジウム

 「糖尿病性腎症の克服を目指して」と題したシンポジウムが13日、岡山市北区駅元町の三木記念ホールであり、国の担当者や専門医らが予防啓発の取り組みや医療提供体制などについて報告した。

 糖尿病性腎症は糖尿病が原因となって発症する腎障害で、透析患者の約4割を占める。厚生労働省の山口敦子・保険事業推進専門官は、少子高齢化の進展を見据え「健康寿命の延伸が喫緊課題だ」と指摘。重症化予防に励む自治体に交付金を支給している支援制度を通じ、取り組みの充実を図る考えを示した。

 岡山大病院新医療研究開発センターの四方賢一教授は、かかりつけ医と専門医が連携して切れ目のない治療を提供する岡山県内の取り組みなどを紹介した。

 シンポは、糖尿病の診療に当たる医療機関や自治体でつくる「県糖尿病対策専門会議」などが主催。医療、行政関係者ら約230人が聴講した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年01月13日 更新)

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