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災害発生時ヘリポート使用で協定 津山署と津山中央病院、県北初

協定を結び握手を交わす林院長(左)と神田署長

 津山署は15日、大規模な災害や事故が発生した際、津山中央病院(津山市川崎)のヘリポートを使用させてもらう協定を結んだ。同様の協定は県内3例目で、岡山県北では初めて。

 岡山県警ヘリコプター「わしゅう」での負傷者の救護や支援物資の輸送、上空からの被災情報の収集といった警察業務を迅速かつ効率的に行う狙い。同病院で調印式があり、神田泰治署長と林同輔院長が協定書にサインした。

 神田署長は「今後起こるとされる南海トラフ地震では甚大な被害が予想される。関係機関と連携し、対応の迅速化に努めたい」、林院長は「西日本豪雨をはじめ、近年災害が増えている。地域住民の安心・安全を守る一歩にしたい」と述べた。

 同病院は津山署管内(津山市、鏡野町)にある病院の中で唯一ヘリポートを備えており、県の災害拠点病院にも指定されている。

 ヘリポートの使用を巡っては、2013年に倉敷署と倉敷中央病院(倉敷市美和)、17年に岡山東署と岡山西大寺病院(岡山市東区金岡東町)がそれぞれ協定を締結している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年01月16日 更新)

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