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緑内障、早期受診を 岡山県眼科医会が8日からライトアップ運動

緑内障への関心を高めるため緑色にライトアップされた岡山城=昨年3月

JR岡山駅前のターミナルスクエア壁面も電飾で鮮やかな緑色に=昨年3月

 中途失明の原因トップになっている緑内障に関心を持ち、早期に受診してもらおうと、岡山県眼科医会は世界緑内障週間の8~14日、岡山城(岡山市北区丸の内)などを緑色の光で照らし出す「ライトアップinグリーン運動」を展開する。

 眼球を潤す「房水」の循環が妨げられるなどして眼圧が上昇し、視神経が障害される緑内障は、視野が狭まり、視力が低下して、失明に至ることがある。点眼薬やレーザー治療、手術によって進行を食い止めることができるが、初期には自覚症状がなく、気づいたときには視野や視力に影響が出ていることが少なくない。40歳以上では20人に1人が罹患(りかん)しているとされる。

 2008年から世界緑内障週間が始まり、国内でも各地で啓発行事が行われている。県眼科医会も18年からライトアップ運動に参加し、点灯を通じて「40歳を過ぎたら目の定期検診を」と呼び掛けている。

 岡山城は8日のみ日没から午前0時まで点灯する。JR岡山駅前のターミナルスクエアと岡山市立市民病院(北区北長瀬表町)は8~14日の週間中、午後6時から午前0時まで、ほかに同市内の眼科医院2施設も点灯を予定している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年03月02日 更新)

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