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徹底!新型コロナ対策(2)濃厚接触 1メートルで15分以上会話注意

 現時点で判明している感染経路は、飛沫(ひまつ)感染と接触感染だ。感染者の飛沫(くしゃみ、せき、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、それを吸い込むと感染する。感染者がくしゃみやせきを手で覆い、周りの物に触れるとウイルスが付着する。それに手で接触し、口や鼻に触ると感染する恐れがある。

 感染の危険性が高まる「濃厚接触」かどうかを判断する重要な要素は二つ。距離の近さと時間の長さだ。

 予防策をせずに手で触れたり、互いに手を伸ばしたら届く範囲で一定時間以上会話があったりした場合、濃厚接触と考えられる。

 国立感染症研究所は具体的な定義を、20日付で一部変更した。

・患者が発症2日前から接触した人のうち、同居か、長時間の接触(車、飛行機内も含む)

・感染防護なしでの患者の診察、看護、介護

・患者の気管などからの分泌液や体液などに直接触れた可能性が高い

・一定の距離(目安は1メートル以内)で、予防策なしに患者と15分以上の会話があった

 のいずれかに該当する人だ。

 この環境を避けるため、政府や自治体が予防策の徹底と外出などの自粛を求めている。感染者には無症状や軽症の人もいて、注意が必要だ。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年04月25日 更新)

タグ: 感染症

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