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人との距離

 新型コロナウイルスの感染予防で最も大切なのは、人との接触を減らし、会う場合は適度な距離を保つことだ。人と話す際は原則2メートルの距離は保ちたい。

 感染経路は主に2通り。せきやくしゃみによるしぶきを吸い込むことによる飛沫(ひまつ)感染と、ドアや机など物に付いたウイルスを触って口、鼻、目の粘膜から体内に取り込む接触感染だ。しぶきを飛ばさないようマスクを着用する「せきエチケット」と、頻繁な手洗い、消毒を心がけよう。

 ただ、せきやくしゃみがなくても閉鎖空間に多くの人が集まり、言葉を交わすような場合は感染の危険性があると言われている。

 このため政府は、換気の悪い「密閉」空間▽多数が集まる「密集」場所▽間近で会話や発声をする「密接」場面―を避けるよう、これまで再三呼び掛けている。「3密」が重なると、クラスター(感染者集団)が発生するリスクが高まるとされているからだ。

 屋内だけでなく、屋外でも気を抜いてはいけない。店舗前での行列や立ち話、集団での運動などでも感染リスクを高めてしまう。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年05月18日 更新)

タグ: 感染症

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