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第32回 岡山第一病院 諸國 ( しょこく ) 眞太郎理事長 利便性考え日帰り手術に力

諸國眞太郎理事長

 患者さんの利便性を考え、日帰り手術に力を入れています。下肢静脈 瘤 ( りゅう ) 、ソケイヘルニア、 痔 ( じ ) に実施。切開部分を小さくし出血を少なく、麻酔もできるだけ軽くし、手術後、患者に負担のかからない低侵襲手術を工夫し、日帰りを可能にしています。治療費が安くすむ。家庭でくつろげるし、仕事もできるので、メリットは大きい。患者本位の病院でありたい、という病院みんなの総意で決めました。

 足のトータルケアを目指しています。下肢静脈瘤手術、巻き爪の矯正治療、外反 母趾 ( ぼし ) 、偏平足などに対応するフットウエア(靴)の調整などに取り組んでいますが、今後、糖尿病、腎臓病などで足に皮膚 潰瘍 ( かいよう ) 、 壊死 ( えし ) が生じるケースが増えると予想され、チーム医療が必要です。

 私は血管外科医であり、病院には認定血管診療技師がいる。動脈硬化の進展具合を把握する血管内皮機能の評価をして診断、生活習慣病の指導に力を入れています。高齢社会では血管医療が大事になり、地域医療に占める割合が高くなると考えています。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年10月28日 更新)

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