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第32回 岡山第一病院 血管検査室 岡本佳樹血管診療技師 動脈硬化の度合い知る

岡本佳樹血管診療技師

 「血管の動脈硬化は心筋梗塞、脳卒中など重い病気を引き起こす。血管内がどうなっているか、チェックが重要になっている」と言う。

 脳内へ行く通過点の 頸 ( けい ) 動脈超音波検査は動脈硬化によって起こる血管壁の変化を調べる。PWV(血圧脈波)検査は血管の硬さが分かる。

 血管の中の動脈硬化がどれだけ進んでいるかを調べる内皮機能評価には、血流依存性血管拡張反応とAPG(空気容積脈波)による反応性充血検査の二つの方法がある。血管内皮は一酸化窒素を出し、血管拡張作用、抗動脈硬化作用を持つ。これが出なくなると動脈硬化が進むので、二つ検査は重要になる。

 「年間百件の検査をしており、自分の動脈硬化の度合いを知るのも大切」
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年10月28日 更新)

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