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新型コロナ 赤磐の中学教員が感染 発熱後も仕事、岡山市も1人判明

岡山県庁(上)と岡山市役所

 岡山県は12日、赤磐市在住で同市内の中学校に勤務する40代男性教員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。岡山市も市内の30代女性会社員の感染を明らかにした。県内の感染判明は21日連続で再陽性を除き116人となった。

 県によると、男性教員は5日から37~38度台の発熱が続き、PCR検査で11日に陽性が分かった。発熱後も授業や保護者との個別懇談を行い、7日の終業式に参加。8、9日にいずれも日帰りで部活動の試合に顧問として同行していた。マスク着用や手指消毒の徹底のほか、部活動も屋外スポーツで、生徒と離れて食事し、現地集合・解散するなど感染防止対策が行われていたとしている。

 男性教員は軽症で、県内の医療機関に入院している。感染経路は不明。濃厚接触者の同居家族6人のPCR検査は全員陰性だった。

 男性教員が発熱後も仕事を続けていたことについて、県保健福祉部の則安俊昭参与は「不適切だった。新型コロナは命に関わるので、症状がある場合は仕事を休んでほしい」と呼び掛けた。

 岡山市の女性会社員は感染が判明している市内の30代男性会社員(9日発表)と6日に会食した濃厚接触者で、11日にPCR検査で陽性と分かった。軽症で市内の医療機関に入院している。

 ■赤磐市、感染教員は桜が丘中勤務と発表

 赤磐市は12日、新型コロナウイルスの感染が確認された市内の40代男性教員について、桜が丘中(同市桜が丘西)に勤めていると発表した。同中は夏休みに入っており、24日の始業式まで全ての部活動を停止し、校内の消毒を行う。

 土井原康文教育長は「ご心配をお掛けし、申し訳ない。引き続き学校での感染防止対策に努めるとともに、教員には体調が悪い場合は無理せず休むよう指導を徹底していく」とコメントした。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年08月13日 更新)

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