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旧生化学棟講堂の改修工事完了 岡山大医学部 次代担う人材育成へ

改修が終わった鹿田会館の講堂を見学する岡山大の教員ら

旧生化学棟講堂の竣工式でテープカットする浅沼教授(中央)ら

 岡山大医学部(岡山市北区鹿田町)が創立150周年記念事業として進めていた旧生化学棟(鹿田会館)講堂の改修工事が完了し、竣工(しゅんこう)式が14日、現地で開かれた。学会や講演などで利用し、次代を担う医療人の育成などにつなげる。

 同棟(鉄筋コンクリート3階延べ約2450平方メートル)は1932(昭和7)年に建てられ、2階講堂(約220平方メートル)の大規模改修は初めて。座席は約230席で、改修前(約250席)から1人当たりのスペースを拡大。音響、空調設備も一新した。

 創立記念事業の目玉として昨年9月に着工し、4月に完工していた。改修費約2億7千万円は卒業生や地元企業からの寄付で賄う。

 同棟玄関前であった竣工式には同大教員ら約20人が出席。浅沼幹人・医学部長ら5人がテープカットして祝った。浅沼医学部長は「会館は歴史と伝統を未来につなぐ懸け橋。医学部の新しい情報発信の拠点とする」とあいさつした。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年09月15日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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