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第53回 重井医学研究所付属病院 瀧正史院長 腎臓病軸に地域医療展開

瀧正史院長

 一九七九年十一月、基礎と臨床が連携して腎疾患の原因究明と治療にあたるため、重井医学研究所に隣接して当院が設立されました。以来、今年で三十周年を迎えます。

 小児から成人まで垣根のない腎臓病専門病院を目指し、スタッフや施設の充実に努めてきました。腎不全となった患者さんに対する透析治療にも力を注ぎ、岡山県で最大の血液浄化療法センターを有しています。血液浄化療法は、腎疾患以外にも、C型肝炎など、他の難治性疾患にも応用されています。

 糖尿病や高血圧症は、脳卒中や心筋 梗塞 ( こうそく ) 以外に、腎不全の原因にもなりますが、これらに対しても、糖尿病専門医、循環器専門医、糖尿病療養指導士などが対応しています。

 肝臓・消化器病センターと小児療育センターも併設し、一般病院としても、小児から高齢者まで、地域に開かれた医療を提供しています。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年05月18日 更新)

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