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第55回 岡山県健康づくり財団付属病院 生活習慣改善 個別にメニューを提案

さまざまな教室が開かれる岡山県南部健康づくりセンターのジム

宮武伸行健康推進課長

 エアロバイク、筋トレ機器、1メートル間隔で埋め込まれたランプが走るペースを知らせるミニトラック…。病院に併設する岡山県南部健康づくりセンターの充実した設備には、目を見張るばかり。プールやエアロビクススタジオもある。利用者がスタッフのアドバイスを受けながら、心地よい汗を流す。

 2千人が会員登録し、1日250人が訪れる。「趣味での利用や、スポーツ選手がトレーニングに来ることもあるが、7割は生活習慣病や予備軍の人」と同センターの宮武伸行健康推進課長。

 登録時に心電図検査や体脂肪、骨強度などの測定を行い、体の状態をチェック。それをもとに、その人に合った健康づくりのメニューを提案する。

 スタッフは17人。運動指導員、管理栄養士、保健師、臨床検査技師のほか医師も2人いる。「高血圧など体に問題を抱える方にも、適切な運動方法をアドバイスできる」。こう話す宮武課長も内科医で、安全な利用に目を配る。

 3カ月にわたりジムやプールでしっかり動くコースや、1時間程度の手軽な教室など、プログラムは多彩。運動系ばかりでなく、ヘルシーな料理づくりの講座や、ストレスに関するセミナーも。心身ともに生活習慣を改められるメニューが用意されている。

 宮武課長は「スタッフと相談しながら、無理なく続く健康づくりを」と呼び掛ける。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年06月01日 更新)

タグ: 健康

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