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混合ワクチン2回に 麻疹、風疹予防接種 06年4月から変更

 麻疹(ましん)(はしか)、風疹(ふうしん)(三日ばしか)の予防接種制度が来年四月一日から変更される。新制度では、一歳児と小学校就学前年度の二回に分けて、麻疹と風疹の混合ワクチンを接種。このため、年齢による接種漏れが来年度以降に生じないよう、県は注意を呼び掛けている。

 現行制度は、満一歳から七歳六カ月(九十カ月)までに、麻疹、風疹それぞれの単独ワクチンを一回ずつ別々に接種。しかし、一度では免疫を獲得できない子が出たり、効果の持続が期待できないことがあった。

 新制度は、他の先進国にならい、混合ワクチンを二回に分けて接種。麻疹、風疹ともに三歳までにかかる場合が多いことから、一回目を一歳児(十二~二十四カ月)に、就学後の集団感染防止や成人以後の感染防止効果を上げるため、二回目を小学校就学の前年度一年間に接種する。

 新制度に移行すると、現在二~四歳児は就学前まで接種できなくなることなどから、県健康対策課は「本年度中に麻疹、風疹の両方を接種してほしい」としている。

 接種は無料だが、本年度中に接種しなかった場合、医療機関などで実費(六千~一万円)による任意接種となる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年12月18日 更新)

タグ: 健康子供感染症

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