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産科開業医をサポート 06年4月から岡山大病院 ハイリスク分娩など 24時間体制で対応

 岡山大病院(岡山市鹿田町)は二十六日、逆子など産科の開業医で対応しにくいケースのあるハイリスク分娩(ぶんべん)などを、二十四時間体制で受け入れる「周産期医療施設オープン病院化モデル事業」に、来年四月から取り組むと発表した。開業医に病院施設を貸与し、同病院の医師らが安全な出産をサポートする。

 同大によると全国でも初めての取り組みという。実施主体は県で、モデル事業として二〇〇五年度から三年間行う。

 少子化により地域の産科医が減る中、病院と開業医の病診連携を進め、周産期医療体制の充実を図るのが狙い。

 開業医が事前に岡山大病院に登録しておけば、ハイリスク分娩の際にオープンベッド(五床)を利用、同病院の医師と一緒に、出産まで行うことができる。現在、県医師会などを通じ、事業の進め方や開業医の登録準備を進めている。

 県はこれまでに、高度医療を二十四時間提供する総合周産期母子医療センターとして、倉敷中央病院(倉敷市美和)と国立病院機構岡山医療センター(岡山市田益)を指定。今回のオープンベッドと合わせ「今後もより安全で安心な医療体制を確立していきたい」(県健康対策課)としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年12月27日 更新)

タグ: 健康女性お産岡山大学病院

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