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岡山済生会病院が臨時発熱外来 コロナ、インフル同時流行に備え

岡山済生会総合病院が設置した臨時発熱外来

 新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、岡山済生会総合病院(岡山市北区国体町)は臨時発熱外来を設置し、診療を行っている。感染の疑いがある発熱患者と他の来院者との接触を避け、感染拡大を防ぐ狙い。

 病院の玄関前に、受け付け用のテント1張り(長さ約3・6メートル、幅約2・7メートル、高さ約2・0メートル)と、診察用テント2張り(各約5・3メートル、約3・6メートル、約2・0メートル)を設置。医師や看護師がビニール越しに発熱のある患者を診察している。

 同外来では医師が患者の鼻から検体を採取。病院内で1時間ほどかけて検査し、新型コロナやインフルエンザの感染を調べている。患者には駐車場の自家用車などで待機してもらう。

 藤岡真一副院長は「発熱患者に対する診療態勢を整え、新型コロナの感染拡大で逼迫(ひっぱく)している地域医療を守りたい」と話している。

 岡山県内では岡山市立市民病院(同市北区北長瀬表町)や岡山労災病院(同市南区築港緑町)でも敷地内にテントなどを設け、発熱者の診察に当たっている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年12月22日 更新)

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