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アレルギーある子と親のグループ 岡山で活動 悩み、皆で分かち合おう

アレルギーについて意見を交わすパンダスマイルのメンバーら

 岡山市内のアレルギーのある子と親のグループ「PANDA SMILE(パンダスマイル)」が、新入会員を募っている。会員同士の交流の場として月1回、会合を実施。25日は、同市保健福祉会館(同市北区鹿田町)で、手作りのお菓子やゲームを楽しむ「夏祭り」を開く。

 2003年、同市のアレルギー予防教室を受講した親子で結成。アトピー性皮膚炎やぜんそくなどの子ども(1歳〜小学生)と親の計12組が、毎月第2水曜に同会館で交流している。悩みを打ち明け合ったり、治療などについて話し合う。

 「アレルギーは子どもによって症状が違う。体験談を直接聞くことで自分の気持ちも整理できる」と女性(36)=同市東区。1年前、夫の転勤で京都府から引っ越した女性(35)=同市南区=は「岡山のことがよく分からず困っていた。いろいろ教えてもらえ、孤独感からも救われた」と話す。

 夏祭りは会場内に、卵や乳製品、小麦、大豆が含まれていない米粉ケーキ、かき氷などのコーナーを設ける。宝探し、お面作りなども計画している。

 代表の宮武慈子さん(40)=同市北区石関町=は「アレルギーのある子は食事だけでなく、生活のさまざまな点に注意が必要。気軽に参加して情報交換や仲間づくりの場に役立てて」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年08月05日 更新)

タグ: 子供アレルギー

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