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知事 コロナ患者受け入れ病院視察 逼迫の度合い増す現場を確認

倉敷中央病院のICUで医師から説明を聞く知事(左から2人目)=同病院提供

 岡山県の伊原木隆太知事は15日、新型コロナウイルス患者を受け入れている倉敷中央病院(倉敷市美和)を視察した。感染拡大で逼迫(ひっぱく)の度合いが増している医療提供体制を確認した知事は取材に対し、「医療現場にこれ以上負担をかけてはならない。県民に不要不急の集会の中止といった行動変容をお願いしたい」と述べた。

 同病院によると、一般病床を転用するなどしてコロナ患者用に約20床を用意。主に中等症以上の患者を受け入れており、病床使用率は8割程度。多くの人手を振り向けなければならず、他の疾患の患者の入院や手術を減らすといった影響が出始めているという。

 知事は山形専院長らの案内で、防護服なしでも感染の恐れがないとされる「グリーンゾーン」から院内を視察。24時間体制で患者を受け入れている救命救急センターや、コロナ重症患者が入る集中治療室(ICU)などを見て回り、医療従事者から現場の様子を聞き取ったという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年01月16日 更新)

タグ: 倉敷中央病院

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