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移植患者「親身な支援に感謝」 倉敷中央病院 元中国人留学生・程さん 元気取り戻し訪問

骨髄移植の支援者らに感謝の気持ちを伝える程さん(右)=倉敷中央病院

 来日中に重い骨髄の病気にかかり、岡山市日中友好協会(片岡和男会長)や中国駐大阪総領事館(趙大為領事)などの募金活動で造血幹細胞移植を受けた元中国人留学生程〓(ていぶん)さん(20)=福山市=が元気を取り戻した。13日には移植を受けた倉敷中央病院(倉敷市美和)を訪れ、治療に当たった医師や支援者に感謝の意を伝えた。

 程さんは、感染症を防ぐマスクなどを着けているものの、しっかりとした足取りで来院。出迎えた上田恭典・同病院主任部長や同協会の黒住昭子、土井章弘両理事らと握手を交わし、「多くの人が親身になって支援してくれ感謝しています」と述べた。

 程さんは2008年、福山市の日本語学校に留学したが、体調を崩し同市で入院。血液のがんの一種・骨髄異形成症候群と診断された。

 骨髄移植しか治療法はなく、倉敷中央病院に転院。移植には多額の費用が必要で、事態を知った同協会や支援団体「ブンちゃんを支援する会」(岩谷光代代表)などが募金活動をしたり、バザーなどで計約250万円を集め、5月に移植手術を受けた。

 程さんは現在、自宅で療養しながら投薬治療を続けており、「日本の大学に進み、精神科医になる決意。全力で夢を実現したい」と話した。

※〓は「あめかんむり」に文
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年09月14日 更新)

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