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美作でワクチン集団接種模擬訓練 市が開始、個別スペース確保

接種本番を想定し、段ボールで1人ずつのスペースを設けた会場

訓練をしてワクチン接種の流れを確認する医師(左)

 美作市は22~24日の日程で、新型コロナウイルスワクチンの集団接種を予定している会場での模擬訓練を始めた。感染リスクを抑えるため、段ボールで1人分ずつ接種スペースを仕切り、医師や看護師が移動しながら接種する流れを確認する。

 初日はみまさかアリーナ(中山)で行い、医療従事者、市職員ら計約50人が参加した。幅1メートルほどの接種スペースを120人分設け、受け付け順に着席。医師と看護師が2人一組となり、名前や体調を確認して注射器を当てて回った。接種を受けた人は副反応が出ないか、その場で15分間待機した。

 市によると、ワクチン集団接種の方法は各自治体に委ねられている。市民が医師の待機場所に出向き、接種後は別の広い場所に移動するのが一般的というが、感染リスクを考慮して市独自の方式で行うことにした。

 この日の訓練を通じ、副反応の症状などを分かりやすく記した紙や、待機時間が正確に分かるようにタイマーを各スペースに置くことを検討することにした。

 アリーナは市内全域から市民を受け入れ、送迎バスも運行する予定。23日にはかつた市民センター(真加部)、24日は英田保健センター(福本)で訓練を行う。

 作州地域では20日に勝央、奈義町でも訓練が行われた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年03月22日 更新)

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