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看護師対象にワクチン接種講習会 岡山で県協会、注意点学ぶ

腕の模型に針を刺す動作を確認する参加者

 岡山県看護協会(岡山市北区兵団)と県は7日、新型コロナウイルスワクチンの接種に携わる看護師を対象とした初の講習会を同協会で開いた。募集人員(30人)を大幅に上回る66人が参加し、ワクチンの基礎知識や筋肉注射で行う接種の注意点などを熱心に学んだ。

 岡山赤十字看護専門学校(同市)の玄馬康子専任教師は、上腕への注射の手順やこつを説明し「針を刺す深さは年齢や体形で異なるので気を付けて」などとアドバイス。参加者はグループで実技指導を受け、薬剤に見立てた液体を注射器に吸い上げ、腕の模型に針を刺す一連の動作を確認した。

 ワクチンを開発した米製薬大手ファイザーの担当者らによる講義もあり、ワクチンの効用や副反応などへの理解も深めた。

 参加した備前市の病院の女性看護部長(55)は「普段は皮下注射が多く不安もあったが、最新の知見に基づいた筋肉注射の注意点を聞けて良かった」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年04月07日 更新)

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