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新見で小児科医出前サロン 病気への対処法は 発熱など症例紹介 

子どもの病気の対処法について理解を深める母親たち

 「小児科医師の出前サロン」(新見市主催)が十六日、同市金谷の保健福祉センターで開かれた。岡山大医学部保健学科の小田慈教授が講師を務め、乳幼児を持つ母親たちが子どもの病気の対処法に理解を深めた。

 親子約五十人が参加。小田教授は夜中の発熱の際でも、朝まで様子を観察した方が良いことを強調。「医師の疲労などから時間外診療は医療の質がどうしても低くなる。発熱だけで脳炎などになることはなく、日中の診療時間に受診した方が、きちんとした対応をしてくれる」と述べた。

 一方、即座に病院へ運ぶべき症例として、発熱時に幻覚を見ているような言動がある場合や、犬の遠吠えのように「ケン、ケン」とせきをする喉頭(こうとう)炎などを挙げた。

 九カ月の長女と参加した梶原貴子さん(34)=同市大佐永富=は「発熱、けいれんなどを起こした際、どんな時に病院へ連れて行けばいいのか分かり良かった。また参加したい」と話していた。

 出前サロンは初開催。三月まで毎月一回、同センターで行われる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年01月18日 更新)

タグ: 健康子供医療・話題

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