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高齢者入所施設職員にPCR検査 ステージ3相当で実施と岡山市

記者会見で高齢者入所施設職員へのPCR検査について説明する大森市長

 岡山市の大森雅夫市長は13日、新型コロナウイルスの流行「第4波」への対応として、市内の感染状況がステージ3(感染急増)相当となった場合、市内の全ての高齢者入所施設の職員に定期的なPCR検査を行う方針を明らかにした。対象は392施設、約1万1千人に上るという。

 重症化リスクの高い高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生などを防ぐ目的。直近1週間の市内の感染者数は79人で、今後、100人超が2週間続いた場合などがステージ3に該当する。詳細な実施方法は今後詰めるが、検査キットを配布する方式で2週間ごとに計4回行うことを想定している。

 記者会見で大森市長は、感染力が強いとされる変異株の急拡大を指摘した上で「高齢者を守るとともに、入院を抑制して医療機関の負担軽減につなげたい」と述べた。

 同市では3月以降、7件のクラスターが発生するなど感染が再拡大の兆候を見せている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年04月13日 更新)

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