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イオンモール岡山などで集団接種 岡山市、一般高齢者の計画発表

 岡山市は13日、5月17日から始める一般高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種の計画を発表した。個別接種を市内の診療所、病院約300カ所で行い、イオンモール岡山(北区下石井)など5カ所に集団接種会場を設ける。

 市内では、施設に入所している高齢者への接種を今月12日から始めており、今回の計画はそれ以外の一般高齢者が対象。健康状態などを相談しやすいよう、市は身近なかかりつけ医での個別接種を基本とし、約300の医療機関で実施する。実施施設の一覧表は接種券とともに、4月23日から高齢者のいる世帯に発送する。

 集団接種はJR岡山駅近くの商業施設、公共施設で行う。1カ所ずつ時期をずらして開設する予定。具体的な時期は検討中。

 ワクチン接種は2回必要で、個別接種、集団接種の併用もできる。事前予約が必要で、いずれも5月10日に開始する。個別接種は各医療機関に直接申し込み、集団接種は市のコールセンターや今後開設するオンラインシステムで受け付ける。

 市は、市内高齢者約18万6千人の8割に当たる約15万人が接種すると見込む。個別接種は週3万6千回、集団接種は週2千回を実施する計画で、7月中旬までの完了を目指すとした。

 記者会見で大森雅夫市長は、高齢者の接種に必要なワクチンは6月末までに国から供給されるとの見通しを示し、「必要な量は十分に確保できる。市民の皆さんは落ち着いて接種してほしい」と呼び掛けた。

 高齢者以外への接種時期は、国からのワクチン供給の見通しが立ち次第、決定する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年04月13日 更新)

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