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余ったワクチンは保育士らへ 集団接種で津山市開始 廃棄回避を

津山市役所

 津山市は施設入所者以外の高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、予約キャンセルなどで当日余ったワクチンを保育士らの接種に充てる運用を25日までに始めた。ワクチンの廃棄を避けるため。

 集団接種は23日に始まり、毎週日曜に実施する。冷凍されたワクチンを解凍して接種しているが、余った場合は次回まで保存できないため、使い切れるよう保育園などと協議して待機リストを順次作成している。余りそうになった際に、リストに沿って連絡する。

 市民対象で、保育園、こども園、幼稚園はコロナ禍でも休園しにくく、職員たちはマスク着用が難しい年齢の園児と接するため優先する。その後は放課後児童クラブ職員、学校教職員の順とする予定。

 市は医療機関での個別接種と集団接種を併用。集団接種初日の23日は津山中央病院(同市川崎)で180人が予定し、キャンセルと予診で接種できなかった人が各1人いたため、保育園職員2人に接種したという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年05月25日 更新)

タグ: 津山中央病院

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