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子育て地域で支えよう 笠岡でフェスタ  多世代交流、活用を 食生活や企業支援も学ぶ

多世代交流を子育てに生かす方法を学んだ分科会

 子育てを地域で支える機運を高めようと、「子育てフェスタ」(備中県民局など30団体でつくる実行委主催)が23日、笠岡市十一番町の市保健センター一帯で開かれ、市内外の福祉関係者や親子が分科会や講演を通して理解を深めた。

 分科会は「多世代交流」「食生活」「障害をもった子どもへのサポート」「企業の子育て支援」の四テーマ。三重県の社会福祉法人理事長・多湖光宗氏(50)が講師を務めた分科会には約八十人が参加、多世代交流を子育てに生かす方法を学んだ。

 多湖氏は幼・老統合ケアを紹介。認知症高齢者は子どもをしかったり勉強を教えることで症状が改善し、子どもも落ち着く効果があるとした。ただ両者をなじませる仕掛けづくりや職員養成の必要性も示した。参加者からは「統合ケアの安全性は」「老人と子どもの最適な人数バランスは」などの質問が寄せられた。

 「つながり・ぬくもり・やくわり」と題した増山均早稲田大文学部教授(教育学、社会福祉学)の記念講演のほか、保育士らによる相談コーナー、絵本とおもちゃ展示などもあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年01月24日 更新)

タグ: 健康福祉子供

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