文字 

体験語り断酒を誓う 備前 たけのこ会が研修会

酒害体験を語り合い断酒を誓うおかやまたけのこ会の研修会

 「酒害から命ふたたび」をテーマに断酒例会に取り組んでいるNPO法人・おかやまたけのこ会(事務局・岡山市)の創立七周年記念研修会が二十八日、備前市閑谷、県青少年教育センター閑谷学校で一泊二日の日程で始まった。アルコール障害の経験者や家族が体験を語り合い、断酒への誓いを新たにした。

 たけのこ会の会員や兵庫、広島県内などの断酒会会員、医療関係者ら約百人が参加した。

 「心の奥底から酒を断つことを誓います」と宣言した後、たけのこ会の北殿哲詳(のりよし)理事長が、家族に暴力を振るったりした自らの酒害体験を話し「自助組織によって救われた。断酒は一人では不可能。生き証人として今後も活動を続けていくため、支援と協力をお願いします」とあいさつした。

 参加者は一人ひとり自己紹介。酒の上での失敗や迷惑をかけた人たちへの謝罪、反省を語り合い、悩みを相談し合う自助グループの大切さを再認識していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年01月29日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ