文字 

赤十字血液センター、津山に出張所新設計画 県北医療機関へ輸血用血液製剤供給 

 岡山県赤十字血液センター(岡山市北区いずみ町)は、県北の医療機関へ輸血用血液製剤を供給する拠点施設として、津山市内に出張所を新設する計画を進めている。これまで病院や業者に委託していた備蓄と配送を一括管理。業務を専門職員らが担い、供給の安定・安全性を高める狙い。2012年4月の開所を目指す。

 血液センターによると、出張所は中国自動車道津山インターに近い津山市高野本郷に建設。血液製剤計100本(1本200ミリリットル)を備蓄する計画。専門性の高い職員ら10人程度(非常勤含む)を配置し24時間の配送に対応する。敷地面積約580平方メートル、建物は鉄骨2階延べ約270平方メートル。事業費は約8400万円。

 現在は津山、真庭、新見市の病院と薬局計3施設に20〜60本ずつ計100本を備蓄。各医療機関への配達は配送業者が行っている。

 血液センターは「高齢化や医療の高度化により輸血の必要性は増している。鳥取や兵庫県の一部も含めた広域への供給体制を整えたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年04月03日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ