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軽度発達障害理解を深める 真庭・湯原小で人権講演会

軽度発達障害について語る渡辺医師(左奥)

 湯原小学校(真庭市久見)で一月二十七日、人権講演会が開かれ、湯原地区内の保護者や教育関係者ら約八十人が軽度発達障害への理解を深めた。

 希望が丘ホスピタル(津山市田町)の渡辺友香医師が「子供の理解から始まる子育て」と題し、思春期外来などでの自らの経験を基に講演。

 軽度発達障害とは「知的に問題はなく一見普通だが、落ち着きのなさや強いこだわりなど、アンバランスな面を持っている状態」と説明した上で、渡辺氏は「これは親のしつけのせいでも病気でもない。しかし周囲の理解が得にくかったり、虐待リスクが高まるという問題がある」と強調。

 その上で、学童期の基本的な対応として「ダメというだけでなく、何がダメでどうすればいいのか具体的な指示を」「手伝いをさせてしっかりほめ、自信をつけさせることも大切」とし、「家族など周囲の大人が想像力を働かせて共感することが重要」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年02月03日 更新)

タグ: 福祉子供

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