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通院の男性が初利用 高梁・福祉移送サービス 成羽町地区で開始

福祉移送車両に乗り込む利用者

 高梁市の委託を受け、市社会福祉協議会が行っている福祉移送サービスが成羽、川上町地区へ拡大され、成羽町地区での利用が三日、始まった。

 この日サービスを利用したのは、検査のため倉敷市内の総合病院へ通院する男性(81)=下日名。「運転ボランティア成羽の会」会長の田村善末さん(69)が運転する軽自動車に、自宅前で乗り込んだ。男性は「JR駅の階段の乗り降りがしんどいので困っていた。本当に助かります」と話していた。

 同協議会成羽支所は現在、三人が会員登録、車両三台を確保している。川上支所も四人が登録、シルバー人材センター会員が車両二台で移送に当たる。

 利用対象は七十五歳以上の高齢者世帯で経済的理由によって一般の交通手段を利用できない人か、身体、知的障害者。成羽、川上町地区では人工透析患者の移送も四月から始める予定で、両支所は「今後もPRに努めたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年02月05日 更新)

タグ: 高齢者福祉

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