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インフル沈静化の兆し 岡山県内、患者数が大幅減 例年ならピーク 予防徹底呼び掛け

県内のインフルエンザ流行の状況(グラフ)

 今季猛威を振るっているインフルエンザの患者数が1月半ば以降、沈静化の兆しを見せ始めている。A香港型の流行で昨年12月下旬から今年初めに急増したが、過去10年間では1シーズンに2度流行したことはなく、ピークを過ぎたとの見方が強まっている。

 県内の八十四医療機関の定点調査(一施設当たりの一週間の平均患者数)によると、昨年十二月十九日~二十五日が三〇・〇四人、同二十六日~一月一日が三二・六九人とピーク。二週連続で警報発令基準の三十人を超えたため、県は同六日、インフルエンザ警報を発令した。

 十二月中・下旬に警報発令基準を超えたのは、一九九五年度にまでさかのぼる。例年のピークは一月中旬~二月中旬のため、今季は一カ月ほど早いペースで感染が拡大した形だ。

 しかし、一月十六日~二十二日は二一・三二人、一月二十三日~二十九日は一四・八一人と、それぞれ前週より五・二九人、六・五一人減少。一施設当たりの平均患者数はピーク時の全国最多から、一月二十九日現在、少ない方から五番目に“改善”した。

 学校の集団風邪も七日現在、百三十六校園、患者数は二千九百七十九人で、ともに昨季の三・五倍に上るが、二月に入っては七校園、八十人にとどまっている。

 ピークが二、三週間続くとその後は急減していくのがインフルエンザ流行のパターンだが、県健康対策課は「今季は寒さが厳しく、楽観はできない」と予防の徹底を呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年02月09日 更新)

タグ: 健康感染症

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