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母乳育児推進へ講演やシンポ 岡山でセミナー

母親の情緒支援の必要性が強調されたセミナー

 母乳育児を進める「第十四回助産師のための母乳育児セミナー」(岡山ふれあいゼミナール主催、山陽新聞社後援)が十八日、二日間の日程で岡山市内のホテルで始まった。県内外の助産師や看護師、妊婦ら約四百人が参加。母親の情緒支援の必要性などに理解を深めた。

 メーンテーマは「母と子の幸せのために」。特別講演では聖マリアンナ医科大小児科学教室の堀内勁教授が「母親は授乳などを通じ、子どもと向き合いながら“家族の物語”をつくっていく。(母子保健関係者は)その過程を支えていくことが大切」と述べた。

 「こどもたちの未来へ向けて」と題したシンポジウムでは、川崎医療福祉大の佐々木正美教授が基調講演。不登校やひきこもり、ニートの増加について「人間関係が失われてきた結果だ。コミュニケーション能力は他者と喜びを共有することから始まる」と強調。母親、父親、助産師、小児科医の立場からも意見が出された。

 十九日は乳房ケアの実習講座などがある。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年02月19日 更新)

タグ: 健康子供

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