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アルコール依存症で講演 真庭・勝山

アルコール依存症について理解を深めた講演会

 「お酒と心の健康」をテーマにした講演会が十七日、真庭市勝山の岡山県真庭保健所で開かれ、市民ら約二十人がアルコール依存症についての理解を深めた。

 県立岡山病院(岡山市鹿田本町)の河本泰信医師が「アルコールの心身への影響とそのつきあい方」と題し講演。河本氏は「同じ酒の量でも、体質により影響は全く違う。アルコール依存症は、脳が酒を欲しがる状態に変化してしまう脳の病気です」と解説した。

 その上で「依存性薬物として、アルコールは非常に強力。依存症への効果的対処は、断酒会などの集団精神療法への継続参加か、その日だけ下戸になる抗酒剤を毎日飲む、の二つ」とし、「自分の身を守るためにも『酒を飲めて一人前』などという飲酒文化の偏見から脱してほしい」と訴えた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年02月22日 更新)

タグ: 脳・神経健康

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