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「花粉昨年の1、2割」 鳥取大助教授が講演  文化セミナーに200人

花粉症をテーマに開かれた「山田養蜂場チャリティー文化セミナー」

 山田養蜂場(鏡野町市場)は二十五日、新魚町のベルフォーレ津山でチャリティー文化セミナー(山陽新聞社など後援)を開き、鼻アレルギーの研究を行っている鳥取大医学部の竹内裕美助教授(49)が「今年のスギ花粉症の予測とその対策」と題して講演した。

 市民ら約二百人が参加。竹内助教授は「今年のスギ花粉飛散量は、大量だった昨年の一~二割程度」などと現状を説明。花粉症の要因については、従来からの大気汚染や花粉量の増加に加え「馬や牛のふんに含まれる毒素に接触した人は、都会の人に比べアレルギー疾患にかかる割合が低くなるという衛生仮説も新たに出ている」と環境的な要因も紹介した。

 治療薬の説明のほか、スギ花粉症に有効とされるサプリメント(機能性食品)として、ヨーグルトやハーブ、ポリフェノールなども紹介した。

 同セミナーは健康や環境、医療をテーマに一九九七年から開き、今回で三十回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年02月26日 更新)

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