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関節リウマチ 薬剤治療の効果学ぶ 岡山で市民講座

関節リウマチの診断や治療について学んだ公開講座

 市民公開講座「関節リウマチ―最新の診断と治療」(山陽新聞社主催)が23日、岡山市内のホテルであり、約400人が専門医らの講演を通じて、薬剤治療の効果などについて学んだ。

 関節リウマチは、免疫異常で関節が炎症を起こし、軟骨や骨を破壊する疾患。痛みや腫れのほか、骨が変形するなどの症状がある。原因に不明な点が多く、早期診断は難しいとされる。

 講演では、岡山大大学院の若林宏助教が最近の診断法について、「MRI(磁気共鳴画像装置)を使えば骨のはく離や関節の腫れを見つけやすい」と説明。川崎医科大付属病院の守田吉孝講師は、炎症の原因物質を攻撃して効果が高い生物学的製剤は「種類は豊富にあるが、高額な治療費などが課題」とし、岡山大病院の西田圭一郎准教授が「治らないとされていたが、医療の進歩で早期発見・治療の可能性が高くなっている」とまとめた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年11月24日 更新)

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