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増える心臓病死亡 早期発見・治療を 主な治療法 手術や薬物療法

虚血性心疾患

 冠動脈が狭くなる狭心症、心筋梗塞の場合、まず心カテーテル治療を行う。手首やひじ、足の付け根の動脈に二ミリ前後の管を差し込み、冠動脈の入り口まで進めて狭くなったり詰まっている個所を風船で膨らませて血流を回復させる。再び狭くならないようにステント(ステンレスの網状の筒)を入れたり、狭窄部分をう回させるバイパス手術などもある。


弁膜症

 血液の逆流を防ぐため、心臓の中にある四つの弁が硬くなる。手術では壊れた部分を切除し人工弁に変える「弁置換」、弁を修復する「弁形成」などがある。


不整脈

 心臓に伝える電気興奮が異常をきたし、脈が遅くなったり速くなったりする。遅い場合はペースメーカーを装着し心臓を刺激。速い場合は投薬による治療や病変にカテーテルの先端を押しつけて焼くカテーテルアブレーションを行う。


心筋症

 心臓の筋肉が肥大したり薄くなったりする。現れた症状を薬で抑える薬物療法が主体となる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年03月05日 更新)

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