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野菜を食べよう 光生病院でフェア

この1食で140グラムの緑黄色野菜を含む合計310グラムの野菜が摂取できる

講演する渡辺明治医師

(左から)今西史宣さん、大枝智恵子さん

 生活習慣病のリスクを減らすには、成人は「1日350グラム以上」の野菜を食べるべきと言われる。しかし、現状は281・7グラム(2010年国民健康・栄養調査)。さらに摂取量を増やすにはどうすれば良いのか。“こつ”を求めて、光生病院(岡山市北区厚生町)で開かれた健康フェア「野菜を食べよう」に足を運んだ。

 350グラム以上という目標値は必要な栄養素を摂取するための分量で、日本栄養士会も「野菜たっぷり350(サン・ゴー・マル)」運動として実践を推奨。国の「健康日本21」では、そのうち120グラム以上は緑黄色野菜が望ましいとされる。

 講演した内科の渡辺明治医師(NST=栄養サポートチーム=専従医)は、野菜の摂取量を増やす食事として主食に主菜、副菜2皿、汁物という「一汁三菜」を挙げる。おいしい旬の野菜を使う▽簡単に作る▽よくかんで味わう―ことを大切に、「会席料理と同じで、野菜から食べ始め、途中に汁物、血糖値を上げるご飯はその後にする。食べる順番も生活習慣病予防のポイント」と解説する。

 管理栄養士の大枝智恵子さんと今西史宣さんが教えてくれた具体的なレシピは別表の通り。二人は「電子レンジを使うと手軽。でもブロッコリーはレンジだとえぐみが残るので、ゆでた方がおいしい。食材によって使い分けを」「主食のご飯にも野菜を加えることで、全体の摂取量を増やすことができる」とアイデアを説明。この1食(4品)だけで合計310グラムの野菜(うち140グラムは緑黄色野菜)が食べられる計算になる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年02月19日 更新)

タグ: 健康

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