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岡山市に介護施設 岡山交通第2弾  06年内の着工目指す

岡山交通が介護施設に先立ち開設した居宅介護支援・訪問介護事業所

 両備グループのタクシー会社・岡山交通(岡山市豊成)は、グループ第二弾となる高齢者介護施設「岡山ケアセンター両備そよ風」を、岡山市内に建設する。整備に先立ち二月、先行事業として居宅介護支援・訪問介護事業所(同市京橋町)を立ち上げた。今後、建設地や事業内容を固め、年内の着工を目指す。

 高齢人口の増加に伴い、需要の伸びが見込まれる介護事業の強化が狙い。昨年十月、倉敷市に開業した第一弾の高齢者介護施設「倉敷ケアセンター両備そよ風」と同様に、関東などで介護施設を展開するメデカジャパン(埼玉県)の運営ノウハウを取り入れ、施設デザインは岡山市出身のデザイナー水戸岡鋭治さんが担当する。

 同事業所は、グループのタクシー三社(岡山交通、両備運輸、岡山タクシー)の介護事業を手掛けていた両備タクシーセンター・リョービ安心介護サービス事業部から独立。ケアマネジャーや登録ヘルパーら十六人体制で業務を行っている。

 四月の改正介護保険法施行で、介護保険が予防重視の制度に変わることから、岡山交通は「法改正が利用者ニーズに与える影響などを見ながら、事業や施設の概要を検討したい」としている。

 同社は二〇〇四年にメデカジャパンと資本・業務提携を結び、施設介護事業に参入した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年03月07日 更新)

タグ: 介護高齢者

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