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献血リピーターつかめ メール会員募る 岡山県赤十字センター

リピーター確保へ電子メールを活用する岡山県赤十字血液センターの採血室

 岡山県赤十字血液センター(岡山市いずみ町)は非常時を乗り切るために献血のリピーターを増やす「複数回献血クラブ」(仮称・ももたろうEメールクラブ)を発足させ、十七日から入会の募集を始める。血液不足時に個別に献血を呼び掛け、年間を通じた安定確保を図るのが狙い。

 厚生労働省によると、二〇〇四年度、全国の献血者(五百四十万九千五十人)のうち、複数回献血をしたのは27%にとどまっていることを受け、日本赤十字社が全国に設置している。

 冬場など血液が一時的に不足した場合、センターが会員に電子メールで献血の協力を呼び掛ける。会員には年に一度情報誌を配ったり、食事や健康に関する講演会に招待する。

 「血液が不足したときにすぐに対応してもらえる会員の存在は心強い。多くの人に協力してもらいたい」と同センター。学生の献血ボランティアによる口コミや三月末に完成するパンフレットでの呼び掛けを行い、会員を募る。当面の三月末までの会員目標は二百人。

 対象は、献血経験がある人。希望者は十七日以降に、メールアドレス(abo@kenketsu.jp)に空メールを送信。返信される登録フォームから入会手続きを行う。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年03月13日 更新)

タグ: 医療・話題

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